「お兄ちゃん!!待ってよ!」


小さな時から

いつも一緒に遊んでた


お兄ちゃんは足が速くて

足の遅い私には

追いつかないくらい


「……遅い」


追いつけないけど

走って…走って

そしてお兄ちゃんに

おんぶしてもらって

家に帰る

それが日常だった