6階に着いた。


『今日も仕事がんばろうねっ』


ずっと黙って背中を向けていた冨田が、笑顔でそう言ってフロアに飛び出していった。

耳だけじゃなく、顔全部真っ赤。



あいつ、あんな顔で大丈夫か?