~透哉side~

早く仕事終わらないかな・・


オレは、

何度も時計に目をやっていた。


「なんか、約束でもあるんですか?」

聞いてきたのは、七海。


「いや・・・」

とりあえず、言葉を濁した。


『今日の撮り終了です!』


スタッフの声がした。

「お疲れ様でした」

オレは、足早に現場を出た。