[凛李愛 side]
「新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。私は桜妃学園生徒会長の3年4組、黒姫 竜です」
生徒会長…
なかなかのイケメンね…
でも今はそんなことを考えてる場合じゃない。
あたしのファーストキス〜(泣)
たったさっき、あたしのファーストキスは会ったばかりの奴に呆気なく奪われてしまった。
篠宮 莉央…
絶対に許さない!!
それから校長の話やらなんやらで入学式は終わり、あたしたちは教室に入った。
あたしと琉生は3組。
琉生と一緒でよかった。
やっぱり1人じゃ不安だし。
「「凛李愛ちゃん!」」
「何?」
2人の女子があたしに話し掛けてきた。
「凛李愛ちゃんと篠宮君ってどういう関係?」
「朝、篠宮君とキスしてたよね?」
「"してた"んじゃなくて"された"の。あたしたちはなんの関係もないから」
「そうなの?よかった〜」
「"よかった"?何が?」
「私たち、篠宮君狙ってるから♪あ、でも女子のほとんどが篠宮君狙ってるみたいだけどね」
みんなあの顔に騙されてるのね…
可哀想に。
確かに顔はいいかもしれない、けどあたしのファーストキスを奪うような奴よ?
中身は最低男よ!
「でも篠宮君から凛李愛ちゃんにキスしたのか〜…」
そう言って2人はあたしをじっと見つめる。
「な、何よ…!?」
「「羨ましい!!!」」
羨ましい!?
あたしは最悪だっつの。
「でも私、凛李愛ちゃんなら許せるな〜」
「確かに!篠宮君と凛李愛ちゃんなら美男美女カップルだし!」
そりゃあたしは美女だけど…
でもあんな奴となんか死んでも付き合わない!
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ってみんな席に着き始める。
琉生も自分の席に着いた。
あたしの席は1番後ろ。
クラス全体が見渡せて結構いい席ね。
「3組担任の橋本です。不束者ですがよろしくお願いします」
担任は男。
22歳だって…
若すぎでしょ。
制服着れば普通に生徒に見えるわ。
「担任頼りなくね?」
休み時間になって琉生があたしの席まで来た。
「ちょっと童顔だったわね…」
「てか私の席ホント最悪」
琉生の席は前から3番目。
琉生ドンマイ…
「新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。私は桜妃学園生徒会長の3年4組、黒姫 竜です」
生徒会長…
なかなかのイケメンね…
でも今はそんなことを考えてる場合じゃない。
あたしのファーストキス〜(泣)
たったさっき、あたしのファーストキスは会ったばかりの奴に呆気なく奪われてしまった。
篠宮 莉央…
絶対に許さない!!
それから校長の話やらなんやらで入学式は終わり、あたしたちは教室に入った。
あたしと琉生は3組。
琉生と一緒でよかった。
やっぱり1人じゃ不安だし。
「「凛李愛ちゃん!」」
「何?」
2人の女子があたしに話し掛けてきた。
「凛李愛ちゃんと篠宮君ってどういう関係?」
「朝、篠宮君とキスしてたよね?」
「"してた"んじゃなくて"された"の。あたしたちはなんの関係もないから」
「そうなの?よかった〜」
「"よかった"?何が?」
「私たち、篠宮君狙ってるから♪あ、でも女子のほとんどが篠宮君狙ってるみたいだけどね」
みんなあの顔に騙されてるのね…
可哀想に。
確かに顔はいいかもしれない、けどあたしのファーストキスを奪うような奴よ?
中身は最低男よ!
「でも篠宮君から凛李愛ちゃんにキスしたのか〜…」
そう言って2人はあたしをじっと見つめる。
「な、何よ…!?」
「「羨ましい!!!」」
羨ましい!?
あたしは最悪だっつの。
「でも私、凛李愛ちゃんなら許せるな〜」
「確かに!篠宮君と凛李愛ちゃんなら美男美女カップルだし!」
そりゃあたしは美女だけど…
でもあんな奴となんか死んでも付き合わない!
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ってみんな席に着き始める。
琉生も自分の席に着いた。
あたしの席は1番後ろ。
クラス全体が見渡せて結構いい席ね。
「3組担任の橋本です。不束者ですがよろしくお願いします」
担任は男。
22歳だって…
若すぎでしょ。
制服着れば普通に生徒に見えるわ。
「担任頼りなくね?」
休み時間になって琉生があたしの席まで来た。
「ちょっと童顔だったわね…」
「てか私の席ホント最悪」
琉生の席は前から3番目。
琉生ドンマイ…