「・・っ・・・!」





帰ろうと先生に呼ばれた翔平を自転車置き場で待っている時に校舎裏から誰かの怒ったような声が聞こえてきた。






・・・なんだろう、喧嘩・・・?






そんなことに少し興味を持った私は翔平の自転車かごの中にカバンを入れてからトコトコと校舎裏に向かってみた。






「・・・なに、俺が悪いわけ?」







「・・・・」






「何かしゃべれよ!」






ガシャンっと大きな音がした。