副担任の藤崎 潤先生がいた。






「あはは、じょーだんですよ」





「なんのじょーだんだよっ!?」







藤崎先生は少し笑いながら私に「はい」と弁当箱を渡してくれた。






「あ」






「”あ”じゃない!紘が怒ってたぞー?『また忘れてる!俺遅刻じゃん』って。・・・ったく、毎朝届けに来てる俺と紘の気持ちになれっつーの」







「ありがとう、お兄ちゃん」






「ん」