雨宮くんはカバンを私のイスに置きっぱなしのままクラスに戻っていった。





「ちょ・・・っ、カバンは!?」






「まぁ、置いといてやれよ。床に下ろすかなんかしてさ」






真仲の席は私の後ろ。






私のイスから雨宮くんのカバンを下ろした真仲は自分の席についた。






「そろそろ俺らのほうも席につかないと先生来っぞー」






そう言うと真仲は自分のカバンからノートと数学の教科書を取り出して宿題を始めた。






・・・アンタもかいっ!!