「へえ・・・証人。・・・誰が?」 「藤崎だけど」 「・・・ふーん」 顔を上げた雨宮くんが私のほうを向いた。 「・・・ふっ」 小さく笑ってまた宿題に目を落とす。 「あ、藤崎おはよう」 雨宮くんの視線で私の存在に気づいた真中が声をかけてきた。 「あ、うん。おはよう」