家に帰って参考書を開く。
あの人、何年だろ?
何組かなあ…?
名前もきっとカッコイイんだろうな。
頭も良さそうだし、
運動神経だってよくて、
王子様みたいだなあ…
絶対モテるんだろうな。
彼女とか、いるかな?
いない訳ないかあ…
彼女も美人じゃないと釣り合わないだろうし。
「あー!!
勉強に集中できないっ!!」
―――――――
「っていう事があったの。」
「それは…、ずばり、」
「ずばり…??」
「「恋」」
4時間目の自習の時間
教室で一番窓際の一番うしろ。
あたしの現在位置。(くじで勝ち取った人気の席)
そこで、大親友と声をハモらせて笑った。
コソコソ話のつもりだったけど
結構でかかったっぽいな…テヘペロ