何やってるんだろ 私 ・・
ため息を吐きながら通学路を
歩いていると ・・
『 おい っ 』
そこには何故か結斗が立っていた
何で ? どうして ?
と思いながらも私は探るように
『 はい? 』
『 はい? ・・ じゃねーだろ』
えっ さっきの王子様みたいな
人はどこにいったの ?!
『 あのぉ・・ なんでしょうか』
『 俺様から逃げるとは
いい度胸だな 』
お、お、お、俺様ぁぁ !?
誰ですかこの人は ・・
さっきは女子に天使のような
笑顔を振り撒いていたのに
『・・・私に関係ありませんから』
『 ふーん ・・』
にやっと笑った顔に私は
少し嫌な予感がした
『 お前 、
気に入った 』
そういうと結斗はぐっと私に
近づき 、 強引に唇を奪った
『 んあ っ ・・ はぁっ ・・』
私は抵抗することができず
熱いものが口の中に入ってくる
のも黙って受けとめること
しか出来なかった
『 んっ ・・ ふっ ・・』
息が出来ず私は肩を強く押した
『 はぁ・・ はぁ・・ 』
しばらくして息が整ったあと
『 何するんですか っ!』
結斗はやっと口を開いた
『 今日からお前は俺様のものだ』
『 はぁぁぁぁ 〜 ?!? 』
私はまだこの時 この言葉に
ある重大さに気づいていなかった