「しっかしまぁ〜色々あったなぁ今日。」
「「うんうん…、」」


あまりにも疲れて椅子にぐったりしていると制服のポケットに違和感があった。
取り出すと草川の生徒手帳が入っていた。


「あぁ〜、天才君の手帳忘れてた…」
「天才君?」
「うん、草川君って言う人の」
「草川かぁ、懐かしいな」
「知ってるの!森谷君!?」


急に立ち上がりがっつく浅井に驚く森谷。
目をぱちくりしながら「おぉ、小学校は一緒だった。」と軽く説明。


「今でも会う時ある?」
「あぁ、帰りに会う時はある。」
「この生徒手帳返して欲しいんだけど…」
「オッケー!!」


これで天才君生徒手帳返して欲しい事件(?)は終わった。
しかしこの出会いはのちの探究部に大きな影響を及ぼすことにあるのであった....。