「ねぇ何で?何で?早く理由は?」
「((めんどくせぇ…、))」
「クラスが仲が悪かったら大変だろ、」


聞き慣れた声がして振り向くとそこにはめんどくさそうに頭を掻いている岸太先生がいた。

いつも着ているパーカー姿でグランドに来るとは勇者である。


「先生が言うなら本当ね。こんな不良達に言われても説得力無いわ。」
「不良って僕達もかな…」
「日頃の行いだな(笑)」
「先生らしくない格好のせんせに言われたくない!!」
「そんな不良の鈴神に言われたくないな、」


まさかの助け船でめんどくさい女子を乗り越えた。
先生には事情を説明し着いてきてもらうことにした。
ロープを探しダッシュでグランドを駆け出した。