一人暮らし
それは誰しも一回は憧れるもの
親にとやかく言われないで自由に出来るし
私、松坂慈
一週間前に念願の一人暮らしをすることになったのだが………
「あ、鈴ちゃん?
今日の時間何時にするー?」
「え~マジか~
じゃあ、今日たまり場に全員集合する~?」
「ちょっと、私のダージリンどこ?」
「えっと、ここがXだから…」
「あ、松坂さんお帰り」
「Zzz」
「た、ただいま」
結構広いマンション
ここは私が一人で住むはずだった
だが、ある事情によりこんな似ても似つかない私達8人は一緒に住むことになった
それは一週間前の出来事である
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「ここが今日から私が住むマンションかー!
結構広いなー」
私は高校生になりお母さん達に頼み込んでマンション暮らしをすることになった
もうスッゴく楽しみ!
憧れてたんだよねー一人暮らし!
だって、好きな時間まで遊べるし、好きな時間に寝れるし、もう何もかも私の自由に出来るんだもん!!
「えっと、確か私の部屋は……ここだよね」
私は10階の端から四番目の部屋の前にいる
「ここに私は住むんだよね…」
そう思うと顔が綻ぶ