〜亜夢〜

新しいクラスになってから、1ヶ月が過ぎた。
この頃になって出てくるのが…イジメ

「ちょっと邪魔なんだけど!!教室の前にいるなよ!ブース」
「キャハハ♪それ言っちゃダメでしょ♪」

そう言ったのは、クラスの中心的人物、麻晞と、仲の良い、李杞、嗟由沽だ。

ホントにバカみたいな。イジメルのそんなに良いか?どうせ、李杞も嗟由沽も、麻晞が怖いから、空気読んでるだけの、弱虫だ!

侮辱された本人は、どいてる。何にも言わずに。

侮辱された本人も、バカだ。この世には、バカな人しかいないんじゃないのと思うぐらいバカだ。

嫌だって言ったら良いのに…言わないから…

思ったとおり、イジメはひどくなった。

物が壊される、なくされる、ゴミ箱に捨てられ、さらにバカな男子まで加わり、ばか騒ぎだ。
「ほら、雑巾ですよ〜顔きれいにしましょうね〜」
「キャハハ、そんなんじゃ、きれいに出来ないよ!水につけなきゃ♪」

また、何も言わないんだと思ってたけど…
「嫌だ」
って聞こえてきた。
やっと助けられる。
私は、ちゃんとやめてと言える人しか助けない。

私は、ひとまず、席を立った。