その夜、私は寝付けずにいた。

水を飲みにリビングへ。

リビングには大志が座っていた。

「大志?」

大志はびっくりして顔をあげた。

「ミチルか・・・」

「どうしたの?」

「いや、やっとデビューできたなーって」

「そうだね」

私と大志は一晩中しゃべっていた。
この半年を振り返っていた。