この頃ぐらいだろうか。

恋というのを知ったのは。

「ミチルー、ゼリー買ってきて」

それは寒い冬の日

「うん。 他みんな要らない?」

「ヨーグルト!」
「ヨーグルト」
「カップラーメン」

「タカ、食べ過ぎ。」

「食べる子は育つ。」

「そんな子いない。」


しょうがなくカップラーメンも買った。

「雪だ。」

コンビニを出ると雪が降っていた。

「そうだね」

「えっ?」

誰と思い振り返ると大志だった。

「雪が降ってきたから傘持ってきた。」

下を向いて大志がいった。
恥ずかしいのかな

「ありがと。帰ろ、大志」

大志は手を握ってきた。
大志の手ほ冷えていた。

「大志、めちゃくちゃ冷えてるじゃない!」

私ほとっさに手袋とマフラーを貸した。

「ミチル寒くないのか?」

「いっぱい着込んできたから」

すると、大志が傘をたたんで傘に入ってきた。

「ちょっと大志!」
「あったけー」