寂しくて
哀しくて
独りになりたくない
私のそばにいるのは
私の大好きな彼
優しい彼の
吐息さえも
顔にかかる
くらいのそばで
彼は私を
抱きしめる
そう力強くて
大きくて
温かい
優しい手で
ふと
その手を
動かして
私の頭を撫でる
子供を
あやすように
私の瞳から
溢れる涙は
彼の唇で
すくいとられる
温かい唇で
彼はずっと黙って
私の話しを
聞いてくれた
ベットの中で
溢れ出す涙を
止めてくれながら
そうもうすぐ
私と彼は
離れ離れになる
今度は
いつ会えるか
わからない
また
会えるまで
互いに
忘れないよう
抱きしめ合う