「須藤司ってけっこうな女タラシらしいよ」


「そっ、そーなんだ…」


「男の子が苦手な栞には無理な感じだよねーっ!」


「うん…」


このときはまだわかっていなかった


須藤くんがあたしにとっての王子様になっていくなんて


そうまだなにも…