「あたし、ホントに上田先生苦手っていうか…嫌われてるというか…」
…それは
妃奈が気づいてないだけで
真逆だろうけど。
「だから、那月くんがその…いてくれないと…」
「わかった」
「い、いいの?!」
自分から頼んだくせに
目を丸くする妃奈。
かわいくて思わず笑みがこぼれる。
「好きな女にこんな風に頼まれて、断る男がいるかよ。」
サラッと言ったつもりなのに
妃奈の顔が赤くなるのを見て
俺にも熱が伝染する。
俺には気がないって
わかってんのに
そんな顔見たら
本気で…奪いたくなる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…