私の名前は、永澤美月(ナガサワ ミヅキ)。

一見普通の女子生徒にみえるけど、ぜんぜん普通じゃない。


私の体内には、ヴァンパイアと妖狐の血が流れている。

__そう、妖血なのだ。


その中でも私は珍しく、二つの妖の血を持つ者。


って、言っても妖狐の血は半分。

母親は、半妖の妖狐だった。


だから、見た目は普通!

能力は人以上だけどね。←(運動神経とか。)


「おはよ!美月♪」

後ろから、かわいらしい声が聞こえた。

「おはよ。真由美!」


私の親友、楢崎真由美(ナラサキ マユミ)。

私の立場と、状況を理解してくれるよきパートナー。

いつも感謝している。


「あっ!美月急いで!!」

「え?な、何?」


そんな私を真由美はお構い無しにぐいぐい引っ張っていく。


「もうっ!ホームルームまであと五分だよ!?」

「えぇ!?もうそんな時間!?」


私たちは走って学校へ向かった。

今日もいつもと変わらない日々が始まった。