あたしたちはこうして付き合うことになった。




席も寮も隣。



愁君と話しているうちに分かったことがある。





愁君は、私より年上の五月生まれ。

ちなみに私は十月。





秋田からここの東京に引っ越してきたらしい。

ここは東京にしては田舎だ。

そして、一番吃驚したのはこれだ。


昔、北海道に住んでたらしい。


小学校1,2年生の頃。



あたしも小学校1から3年生まで住んでいた。


そして学校名を聞くと同じだった。


きっと、変わりすぎてたんだね。



少し覚えてるよ。花川愁君。





女の子達に可愛くて人気だったから、もてない男子にいじめられてたんだよね。



助けてあげたかった。けどね、昔、いじめてた人の中にあたしの・・・恋人がいたんだ



恋人は怖くて何されるか分からなかった。


そんな幼い頃の思い出を忘れるくらい、



幸せになろうね☆