さて、突然だが、
そんな面倒臭い女の子の国を、どうやったら童話のお姫様みたいにスキップしてルンルン暮らせるかの秘密を教えてあげようか。
女子会とか女子力とか、女子って単語をやたら耳にするようになったけど、
『女子』ってフレーズなら、もっと役立つ活用方法があるんだ。
いくらクラスが同じで登下校も共同体な友達でも、日常で価値観を否定されたり身内をけなされたりしたら、
ううん、『髪どしたの? 毛先すごい痛んでるよ?』とか『さすが長女』とか、
『出た〜、B型〜!』とか『今日ニキビどしたぁ?』とか、
相手に悪気がなくても、人それぞれ地雷ワードに触れられると、
本当に本当に稀だけど、誰にだってイラッとする瞬間があるじゃん?
そんな時は、怒りを抑えるんじゃなくて、傷付いても耐えるんじゃなくて、
笑いながら『女子だね〜』って言うのを推奨したい。
そしたら、可愛いとかオシャレとかって褒められたのと同様に相手が喜んでくれるから、
そんな姿を見て、コイツ純粋で素晴らしいなって、捻くれ精神で見下して和やかな気持ちになれるんだ。
なんて具合にブラックジョークが増えてくるんだけど、
このノリにムキになるのは純粋すぎる、ここは適当に受け流すのが基本だ。
なぜっていちいち真に受けてると、個性豊かな女子高生ウォーズを勝ち抜けていけない訳で、
誰かにとってはフツーの言葉に傷つく暇があるなら、
未来の彼氏と初デートで何を着るかと夢を見る鈍感さを学ぼう。
残酷でも、リアル社会ではデリケート娘さんを手厚く保護する余裕を持った大人は少ない。
なんでも、大人の癖に『オトナ女子』って言い出しちゃって、
子供の真似をしちゃうのがトレンドだからだそうで、
巷では少子化よりも大人不足が深刻なんだとか。