だ、誰 ?
そう思って振り向いたら

目の前にはかっこいい男の人。

思わず見とれる私。


「だから、名前 !」

名前聞かれてたんだった !

「あっ鈴木、鈴木 唯です !」


言ってから気づいた。

なんで私名前聞かれてんの ?


「あのー..」

「3組だよ。」

「えっ?」

「見えなかったんでしょ?」

「あ、うん。」


わざわざ見てくれたんだ !

やっと状況を理解した私は
お礼を言おうとしたら
もうそこにはかっこいい人は
いなかった。