「ねえ、友太」 「ん?」 「やっぱり友太はこの先も あそこで働くの?」 賑やかな音楽の中、 私たちは静かに座っていた。 「うん、まだ学校へはいけない。」 「じゃあ・・・離れ離れ?」 みんなの騒ぎ声も、 荘厳な音楽も、 全て消えてしまったように 心にぽかんと穴があいた。