そして、
悪魔の時間が訪れた.....。


「さぁ、桜川。さっそく手伝ってもらおうか?」

ニヤニヤしながら言う鬼。

「げっ....」

「げっとはなんだ?げっとは。
お前やらなかったらどうなるかわかってるんだろうなぁ?」



いつもの恐い視線でおどしてくる鬼。
ここは逆らわない方がいいんだろう。


鬼についていって、着いたのは、
図書室だった。

何か中から物音がする。


開けると、
そこには見た感じ、かっこいい男子がいた。
少しウェーブのかかった髪に、
茶色がものすごく合っている。

一目でわかった。
この人はモテる。
関わってはいけない人だ。