私は傘に積もった雪を落としながら 空を見上げた。 曇り空から、振ってくる粉雪は 白くて、冷たい・・・・・。 そして、消えてなくなってしまう。 奏多・・・・。 あなたと出会った日もこんな天気だったよね。 そう思いながら、 私は大粒の涙を流した・・・。