「最後にアリスをちょうだい。」
レンが私に魔法をかけようとする。
「嫌っ!!」
私はレンの手を払い走り出す。
こんなの間違ってる!!
確かに魔女はいけないと思う。
でも、だからってこの世界を壊す必要はないでしょ?
ここにはみんなが生きてるのだから!!
ない頭で考える。
どーしたらいいのよ!!?
どーしたら!!
どうしたらこの世界を救えるの!!?
「逃げても無駄だよ。」
レンの冷めた声と共に私の前に壁が現れる。
「僕とリンのためにアリスが必要なんだよ。」
気がつけば私の側で微笑むレン。
考えて!!
考えて!!
考えて!!
そして私は......