「うっ。」


目を開けるとそこにいたのは赤の女王、アンナさん。


「はは、あははは!!勝った!!勝った!!」


アンナさんは狂ったように笑い続ける。


「ハンナさん!!」


急いで倒れているハンナさんのもとへ行く私。


みんなもハンナさんの方へ集まる。


「どうなっているんだ?」


そう呟くのはセイヤさん。


.....何が?


私はよくわからなくて首をかしげる。


「この世界は白の力が今勝っています。なのに白の女王さまは負けてしまった。おかしいと思いません?」


セイヤさんの台詞に首をかしげる私にそう質問してくるのがトオルさん。


さすがトオルさん。

気がききます。


「確かに...。」


私はトオルさんの言葉にうなずく。


白の力が勝っているなら白の女王が勝つだろう。

この世界が正常なら。