訳が分からず首を傾げる。と、


『霊樹の芯になるって事は、

芯になってから千年

自分の家族や子孫達を

ずっと自分の手で守れるってコトなんだぜ?

………俺だったら、自分から志願してでもなりてぇかも』


兄さんはそう言って、

意味ありげに笑った。