「 瑞穂ちゃん・・・ 」 呆然としている彼女の手に チュッ、とキスをして 真っ直ぐ彼女を見つめれば びくっ、と肩を上げた彼女が ”なんですか?”と返事をした。 「 好きだよ 」 掴んだ手を引っ張って、 彼女の冷たい体を引き寄せた。 腕の中にすっぽり埋まった彼女は 泣いているのか少し震えていた。