屋上から教室までの道のり、直人がボソッと言った。


「多分さ、潤は寂しかったんじやねぇかなって思うんだ。」


「さみしい?」


「うん。母親もいなくて父親も話してくれない、一人孤独で寂しかったんじゃねぇかな?そんな環境で育ったら女遊びも激しくもなるよな…」


確かにそうだ。