「羅衆院さまっ!?まさか本当に花園さんとお付き合いをっ!?」

「いやっ・・・!!違うのっ!!これは・・・」



「本当だよ。」

・・・。
今、羅衆院は何を言ったの??
何をしたか分かってるの??
どうなるかわかるの??
どうして先を読んでくれないの??
どうして・・・。

本当のことを言ってくれないの??


私は頭が真っ白になった。

「羅衆院さまっ!!どうしてっ!!」

その子は先の言葉を言えないままその場に崩れ落ちた。

相当ショックだったのだろう。

「どうしてっ!!こんな子とっ!!??」

さっきの子のセリフの続きを言うかのように他の子が新しい言葉を言う。

「別に俺がだれを選ぼうと勝手だろ??」

真面目な顔をして、普通の声よりトーンを落として言い放った羅衆院の言葉が私の中の何かに引っ掛かった。

「どうしてっ!!!!!」

今度は私が言い放った。

「どうして本当のことを言わないのよっ!!どうして否定しないのよっ!!どうしてあんたは平気でそんなことが言えるわけ!?」

言いだしたら止まらない私の言葉。

嘘を言いふらしてまで自分を守る彼に怒りを覚えた私。

私を利用しようとする彼に傷ついた私。

「花園っ!!落ちつけよ。」

「落ち着けっ!?あんたがあんなこと言うからでしょ!?自覚も持てないのか??あんたは。それに、私はあんたなんかになだめられる筋合いなんかねぇんだよっ!!」

いつからわたしはこんな人になってしまったのだろうか。

いつからこんなに言葉使いが悪くなったのだろうか。

いつからこんなにかわってしまったのだろうか。