桜が咲く季節になり、私は桜庭学園高等部の一年生となった。
新しい学校生活は不安でいっぱいだけど、中等部からのエスカレータ式だし友達がいるから少し不安は和らいだ。

っと、いう前置きはさておき、私、桜庭学園高等部一年生の神崎 凛(カンザキ リン)です。今は体育館で、入学式が行われています!!あ、次私が呼ばれる・・・。
うあ~・・・恥ずかしくなってきた・・・。
「神崎凛。」
『ひゃいっ!』
・・・噛んだ、おもいっきり噛んだ・・・。バイバイ、私の青春・・・。
そのとき―・・・
「ブッ」
後ろから空気が抜けた音が聞こえた。誰かが笑った・・・?
「え、?」
後ろに振り向くとおなかを抱えて笑いを耐えている男の子がいた。
絶望と共に私はものすごく恥をかいたのだった。

私の高校生活はどうなるのだろうか。

これから先この男の子に運命を左右される。そんなことを誰がわかっただろうか。私にも、あの男の子にもわからなっただろう―・・・