ーガラっ!!!
俺は勢いよくドアを開けた。
「連れて来たっ!!!!!」
俺は南に向かって言う。
「おっ!お疲れさん。ギリギリだなっ」
時計の針は俺が目を覚ましてからぴったし5分経っていた。
ふぅー。
セーフ。
俺、時間遅れてたらどうなっていたんだろ…。
俺はドカッとソファーに座る。
「吉池。安心してないで山本に説明しなきゃ…」
あ…やべっ、忘れてた。
「まぁ郁美、そのソファーに座って?」
俺は郁美を向かいのソファーに座らせた。
南は俺の隣に座る。
郁美は何か不安そうか顔をしていた。
「郁美…これから凄いこと言うから覚悟して聞けよ…」
「んな大げさな…」
南は言う。
「えーコホンっ!俺、吉池優也は山本郁美を体育祭副実行委員長に任命します!」
おっ、何か今のカッコ良くなかった?
「………。」
郁美は黙ったままだ…。
嫌だとか言うなよぉ?
それだけはマジで勘弁だっ!!