俺はすぐさま保健室を出て、郁美の所へ突っ走る。



っつーか、あと2分で南は会議に行っちゃうんだろぉ?



早く郁美を探さなきゃ…!!









俺は郁美の教室のドアを開ける。



アイツ帰ってないといいけど…。



頼むっ!!!


居てくれっ!!!!!



俺はそんな願いも込めながらドアを開けた。



ーガラっ!!!




ーーいた…。



「…っ!…ケホッ…い、郁美っ!!!!!」



俺は蒸せた。



いきなりの俺の声にクラスにいたヤツ全員に視線が俺にきた。


「な、何ぃ!?!?」


郁美はみんなの視線が今度は自分にきてアタフタしている。


「いいから、ちょっと来て」


俺は郁美の腕を引っ張ってまた保健室に向かって走り出した。


「え!?え!?何!?」


そんな郁美はお構いなしに俺は走る。




時間がねぇぇぇぇ!!!!!!!!!