あたふたしている俺に


「まぁ、そう焦るなっ。時間はたっぷりあるぞっ!」


っと南は言った。


って!!!!!


その時間がないからあたふたしてるんだろぉーーー!!!!!



そう心の中で叫んだとき



ーギュルルルぅ--。



俺の腹の虫が鳴った。


そうだ。
俺腹減ってたんだ…。


あ-。飯食いてぇー!!



「ぷっ!もう話は終わりだから飯食いに行っていいよ」


南はそう言った。


やったぁーーー!!!!!


「じゃあ、俺行くわっ!南っ!」


そう言ってドアノブに手をかけたとき南は言った。


「学校では“南”じゃなくて“先生”だからなっ!」


「えーいいじゃん。南で」


俺はドアノブに手をかけたまんま言った。


「駄目。それを聞いて嫌がるヤツがいるからさ…」


南に彼氏でもできたのか?


「分かった。じゃあな先生」


そう言って俺は勢いよく保健室から飛び出して、恭平達が昼飯を食べている所へ向かった。