「・・・・ゴメン・・・・急に怒ったりして・・・」

「大丈夫だよ。」

「俺はただスズに悲しいこととか我慢してほしくないだけなんだ。だって・・・・スズが悲しいことを我慢して笑っていると・・・辛いから・・・」

「!!!!」

「俺、スズに笑っていてほしいんだ。無理に笑っているんじゃなくて純粋に楽しくて笑っている顔が見たいんだ・・・・だってこっちに来てから心から笑っている様に見えなかったから。」

その時私はきずいた。確かにこっちに来てから心のどこかにまだ両親の事が引っかかっていて心から笑えていなかったかもしれない・・と。

「悲しい時は思いっきり泣いて心をすっきりさせようよ。」

そのとき今まで溜めてきた悲しいとこをすべて涙に流した。

竜弥はただずっと私の隣で立っていてくれた。

そんなことが嬉しかった。