死んだのは―――私のせいなの?
私の為なの?
私の為と言うなら私が死ぬまで隣にいてほしかった。
私、こんなことになるなら生まれなきゃ良かった。
そうすれば楽しく啓は生きられたのに。
やっぱり私のせいなの?
なにかのドッキリとかじゃないの?
今なら許してあげるから、ドッキリとかの嘘だって言ってよ。
「ねぇ、もう啓はいないの? 教えてよっ!」
私はもはや抵抗する気も無くなった。
あの啓が―なんで――?
いつも私のそばにいてくれた啓。
何かあっても同情ではなく、優しさで包み込んでくれた啓。
自分のことより人のことを思ってくれる啓。
そんな啓が―――もう―――この世にいないのは―――
「―――私のせいなの?―――」