「みゅーと暁みーっけ!」
険悪なムードに包まれる中、前の方から沙良ちゃんと光聖くんが走ってこっちに向かってきた。
2人が来てくれて、本当に助かった。
これ以上暁と話をしていたら、お互いもっとヒートアップして最悪な事態になっていたかもしれない。
後夜祭も終わり、それぞれ自分のクラスへと戻った。
「みんな今日もお疲れ様!明日は午前中片付けだから、サボるんじゃねぇぞー?」
創史の話も終わり、2日間の文化祭が幕を閉じた。
暁はトイレへと行ってしまい、喧嘩してても一緒に帰るかもしれないから、教室で暁を待つことにした。
……すると、窓側にいる沙良ちゃんが「みゅー!来て!」と私を呼んだ。