キーンコーンカーン…………
屋上の屋根の下で2人っきりになっていつの間にか1時間が経過していた。小野くんはただ外をずっーと見ていた
くしゅんっ…
小野くんが突然くしゃみをした
やっぱ寒いのかな?
あたしのせいで風邪引いちゃったらどうしよう…
そうだっ!
「おっ小野くん、保健室いこ。やっぱりここじゃ寒いから」
「俺はここがいいから…」
しぶとい奴めっ
「なら2人でブレザーかけよっ、それなら寒くないでしょ?」
「わかった………なぁ…海野、菜々って呼んでもいいか?」
予想もしてない発言にびっくりして声がはずれた
「ひゃっ…ぅっうん」
「俺の事は大貴でいいから」