それから何日か経った。

愛も俺にだんだん心を許してくれているような。

「じゃあ仕事行ってくんな。」


そう言うと笑顔で手を降り見送ってくれる愛。
すごく可愛い。
・・・なんて俺気持ち悪いな。(笑)



愛side

悠介は仕事と言い出掛けた。

男の人の部屋ってだけあってか結構汚れている。
あたしは溜まっている洗濯をしたり掃除機をかけたりと
できる掃除をたくさんした。

掃除をやり終えTVを付けた。



•••えっ?えっ?

TVを見ると悠介が映っていた。

今までTVを見ることなんかなかったから気付かなかった。
売れてる俳優みたいだ。悠という名で。

芸能人なら尚更一般人の女が家に居ていいのかな?


ドラマの中でキスシーンがあった。
演技だってわかっていてもあたしは悠介の彼女でも
なんでもないってわかっていても
ショックと嫉妬でいっぱいだった。


ぼーっとして何時間経ったかからないけど外は真っ暗。

19:00頃悠介が帰ってきた。

ドアが開く音がしたから玄関まで行くと知らない男が居た。