恥ずかし・・・。
色んな意味で頬が赤くなってるとカーテンの向こうから人の声がした。
「・・・ねぇ。」
口調が女々しい所などから直ぐに誰だかわかったあたしは愛想なく答えた。
「・・・何?」
庇ってやったんだからお礼ぐらい言いなさいよ?
そうちょっとは期待を込めて発言した。なのにもかかわらず彼の言った言葉は酷かった。
「・・・僕は君なんかに助けてもらったとは思わないよ。僕は何も頼んでないからね。」
ちょ・・・かばったのに何それ・・・。
「は・・・。そんなこと言いに来たの?」
「うん、それだけ。じゃあ・・・。」
「ま、待ってよ。心配ぐらいしたら?」
今度ばかりは許さんぞ。
「・・・さっきのことは君が勝手に行った行動だよね。
そんなに心配してほしいんだったら殴った張本人にしてもらえば?」