「おいっ、高田~!こっち来いよ!」
「ん?あ、じゃあ美麗ちゃんまたね~^^」
「う・・・うん。ばいばい♪」
はぁ・・・。朝からいい迷惑・・・。
溜息をはぁ、と吐いていると後ろで聞き覚えのある声がした。
「朝からモテんね?美麗ちゃん?」
「うわぁぁ!!!って、奈々?」
「っけ。嫌みな奴。」
びっくりした・・・。
ていうか、
「奈々だってモテんじゃん!!」
「・・・フォローのつもり?」
褒めたのに睨まれた!!!
こっちの方が睨みたいのに!!
「き・・・昨日はよくも切ったわね!!あたしの宣言、最後まで聞きなさいよ!」
「くだらないとうちの脳は判断したもんで・・・。」
「くだらないとかひどっ!」
「ひどくねぇよ。真夜中に電話してくるあんたのほーがひでぇよ。」
そんなぁ!!!!!!!!!!!!
―――――――――・・・他愛もない会話を交わしてると、その時はやって来た。
「おおおおお、おいっっ!!!!!!!!み、みみみみ・・・・、皆!!!!!!!!!!みみみみ、見ろ!!!!!!!!!!!!」
突然、とある男子生徒が大声で叫んだのだ。
皆一斉に声のする方に顔を向ける。
声のする方は恐らくドアの方。
何だろ・・・?
あたしも振り返ってみるとそこには泳いでるようで楽しそうな目をした生徒が廊下側を指して叫んでた。