―楽しい文化祭は終わり、あっという間にカレンダーの日付はテスト3週間前になっていた。


いつものように4人は食堂に集まっていた。

ユイ「このテストが終われば後は冬休みを待つだけ…。」

ハル「単位落とさないようにしなきゃな~。」

ヒカル「アキト!一緒に勉強しよ~や!」

アキト「あ~。ごめん!俺家庭教師のバイトで忙しくなりそうやねん。」

ハル「今何人教えてるん?」

アキト「えっとな~7人。」

ユイ「はっ!?1日に1人やん!!」

アキト「そやな~。ちょっと頑張っちゃうわ♪」

ハル「…まぁ、うちはアキトおらんくても大丈夫やからぁ♪」

アキト「そっちの方がありがたいわ♪」


ハルは少し妬いていた。
自分以外の人に付きっきりで勉強を教えることを。

そんなことで妬いてしまう自分にも嫌気が指したりもした。