ハルとユイは口をポカーンと開けていたが、とりあえず先にたこ焼を作り、入れ物につめ、輪ゴムでとめて、渡した。

「毎度おおきに♪」

ヒカルの笑顔に女子高生たちはやられてしまっていた。
女子高生たちは顔を赤くして帰っていった。


「…ヒカルさ…ホストになれば?」

「うちも向いてると思うで。」

ハルとユイは、ヒカルの変貌に唖然としていた。

「あはは!ホストか!まぁ考えとくわ♪それより、アキトもなかなか頑張ってるみたいやで?」

ヒカルが見ている先を見ると、アキトが学生や父兄を連れ添って、こちらへ向かっていた。

「あいつは老若男女全ての層に気に入られそうやな。」


アキトが連れてきた客にたこ焼きを販売し、客は笑顔で去っていった。

すると、部長が近づいてきて
「ヒカルは女性担当で、アキトは誰でもOKやな。あ!ユイちゃん達も宣伝行ってきて!男も連れてきてやっ!」
と陽気に言った。

「あ…はい。」
ユイが返事した。


私も何故か宣伝に行くことになった。