「よっ♪何やってんの?」

ハルがやって来た。

「あ~!!ハル♪お疲れっ♪今な、アキトがハ…っ」
アキトがユイの口をふさいだ。

「アキトが歯??」

「いや、何でもないねん!それよりお前、何か良いことでもあった?」

「え?何でさ?」

「お前のことは何でもお見通しなんだよ。」

「きゃー!!さすが愛のちか…っ」
アキトはヒカルの首を締めた。
そして小声で囁いた。
「…お前しばくで?」

「ごめ…ギブ!!」

アキトはドSだった。


「それより、ハルの良いことって何なん??」
ユイが話を戻した。

「えっとなぁ…、夏休みに出した絵画コンクールで、うちの作品が佳作に入賞してん!!」

「すごいやーん♪おめでとう!!!」
「そういや、夏休みに美術サークルで頑張ってたもんなぁ♪」
「良かったなぁ♪」
ユイ、ヒカル、アキトが祝福する。

ユ「ハルが描いた絵ってどこにあるん?」

ハ「大阪府立美術館に今月末まで展示されてるらしい。」

ヒ「今日早速見に行こうやぁ!」

ユ「良いねぇ!アキトも行くやろ??」

ア「あー、俺は一人で見たいな。2人で行ってきて♪」

ヒ「まぁな~、愛する彼女の絵まで独占した…」
アキトはヒカルを軽く睨んだ。

ヒ「…まぁ、とりあえずハル、ご飯頼んできぃや♪」

ハ「せやな。」

ハルは食券売場へ歩いて行った。