安藤先輩たちは、食堂で昼食をとっていた。


「アイツさぁ~ブスのくせに何であたしのアキトと付き合ってるわけ??」

「ほんまソレやし!!弁当のおかずもまずそうやったし!!」

「卵焼きとか焦げてたしな~!!料理できないとか終わってるからぁ!!!」

「アイツは元々不器用そうな顔してるから仕方ないんちゃう?」

アハハハハ…


「安藤先輩♪」
アキトがわざと声のトーンを上げて声を掛けた。

「あ~♪アキトやぁん♪今ね、アキトのこと心配しててんでぇ!!あの子が彼女でほんまに大丈夫なんかなって。」

「先輩が彼女じゃないんで全然平気ですよ♪」

「またまたぁ♪照れちゃって~♪」

「照れてないです。むしろ鳥肌立つんでキモイこと言わないで下さい。」

安藤先輩たちは黙り込んだ。

「それより、俺の彼女いじめるのやめてくれません?!いい大人して何やってんすか。もう俺たちに関わらないで下さい。」

「はぁ!?別にいじめてないし。別れたら?ってアドバイスしただけやん。大体さぁ、あのブス女のどこがいいわけ?」

「…ふざけんなよ。」
アキトの形相が一気に変わった。