アキト、ユイ、ヒカルは食堂でアイスを食べることにした。

「もうすぐ合宿やなぁ!」
「楽しみやな♪」
ユイとヒカルは浮かれていた。

「合宿かぁ。あいつ(ハル)来れるんかなぁ?」
アキトは窓の方を眺めながら言った。

「来るって言ってたよ!」
ユイが言った。

「そーか。そーか。めっちゃいじめたろ♪あいつ突っ込みどころ満載でさ。この前なんか美術サークルまで差し入れしに行ったら、あいつビックリしてバケツの中の水引っくり返すし、アイス買ってあげるって言ったらガキみたいに喜ぶし、歩いてたら電柱にぶつかりそうになるし…。ほんまおもろいわぁ♪」
アキトは満面の笑みで話した。

「…アキトさぁ…。」
ヒカルが口を開く。

「最近ハルの話しかしないよな。」

「…え?」
アキトは目を見開き、図星を突かれたようだった。
ヒカルとユイは、微笑んでいた。



―八月になり、テニスサークルで合宿に行くことになった。
目的地は、三重県!!
バスの中でも4人はハイテンションだった。

そして、三重県の宿泊施設に到着した。
夕方に到着したので、今日は温泉と夕食と演目が行われる予定だった。

夕食は蟹バイキングだった。