今日は大学でとってる授業がない。




俺は、純香が通う高校に向かった。




時間的に、もうそろそろ下校の時間だと思う。





正門の前で、純香を待った。




しばらくすると




『…篤人』




俺を呼ぶ声がした。





『純香、待ってた。 話そう』






『うん』





純香は頷くと、俺についてきた。



近くにあるファーストフード店に入って、窓際の席に座った。





『あたしに、なんの話があるの?

珍しいね、篤人からなんて』





純香は頼んだバニラシェイクを飲みながら、俺を見た。






『大事な話だ。

落ち着いて、聞けよ』






『なに?』