゛キーンコーンカーンコン゛ 綺麗に響く鐘の音(ね)が教室に響いた
入学式の開始の音だった
私は等々…かと呟いた

「廊下に出席番号順に並んで下さい、静かになったら体育館に向かいます」
先生の一言でクラスメートは 少しずつ静かになった

` 行きますよ ` そう言って階段を下りて行った
その後に私達もついて行った

気が付いたら 体育館は目の前だった

「 新入生入場 」
私はバクバクと高鳴る心臓を抑え乍拍手と共に体育館を入場した

指示されたどおりに席についた
゛ 入学式を始めます ゛ 教頭先生が笑顔でそう言った
私はすごいと思った
いつのまにか1人ずつ名前を呼んでいた
校歌とかいつ歌ったっけ と思い乍
私の番が近づいてきていた

「 宮嶋 千紗 」
そう呼ばれたのに気付き 私は はっ と我にかえり

゛ はい ゛ と叫び立ち上がった
横をちらりと見たら小学生の時にお世話になった教頭先生が´大丈夫だよ´そんな風にいってるみたいに微笑んでいた
私は安心して 席にまた着席した

無事に入学式は終わり
先生の指示に従い 教室に戻った
「 皆凄いよ! よくやったよ! 」
先生は全員すごく褒めていた